駐在

駐在員がぶち当たる5つの壁

 

どうも歩兵@gontasan1992です。ブログの更新頻度が早くもランダムになってまいりました。

「アフェリエイト目的でなく駐在員に関しての記事を書け」と複数人からお叱りとリクエストを頂きましたので、今回はタイトルのテーマで書いていこうと思います。

1. 言葉の壁

マイクロソフト、グーグルが言語の壁に挑む - ライブドアニュース

 駐在員がまずぶち当たる壁は言葉の壁です。

 日本語ではなく現地で通用する言語を使って業務をするのは非常に高い壁です。大体の場合は英語ですが、たとえ海外の留学経験があって一般的には「英語を話せる」というレベルでも、仕事で使う英語はレベル(適切な表現や明確な意思疎通)や種類(ビジネス性/専門性)が違うため非常に苦労をします。僕もアメリカ留学の経験があり、英語は得意な方でしたがアメリカ駐在最初の会議で絶望したのを覚えています。

 1部のアジアの国では日本語を話せるローカルスタッフがいるため英語は不要だと聞きますが、大半の場合では英語は必須となります。英語を母国語としない国のローカルスタッフの英語は比較的聞き取りやすいですし、自分たちが話していることも比較的一生懸命聞いてくれますが、お互いの英語のレベルがそこまで高くない状態で話しているとミスコミュニケーションが起こりやすいです。

 英語母国語母国語とする国では英語のスピードが非常に早かったり、スラングが多かったりと英語のレベルが当たり前だが非常に高く、最初は理解をすることすら難しいケースも多いです。

 何とか頑張って言葉の壁を越えて行くことがスタートです。今はDeepLなど優秀な翻訳ソフトも出てきているのでうまくそれらを活用して文面での意思疎通だけでもスムーズに出来るように努力をしましょう。

2. 文化の壁

Download Free png Cross-cultural Interviewing: Overcoming cultural  differences ... - DLPNG.com

 次の壁は文化の壁です。駐在国現地の文化を学び、理解し、尊重していく事は業務を進めるにあたっても、その土地で生活をするにあたっても非常に大切です。

 仕事へのスタンスや仕事の進め方、人への接し方などの日常の中にはたくさんの「異文化の地雷」が埋まっています。一度それを踏んでしまうと信頼を再度獲得するのには非常に長い時間と体力を要します。宗教上の地雷を踏んだ場合は最悪その国を追放されます。

 困難な所は、現地の文化を尊重しつつも、業務やプロジェクトを滞りなく進めるには守らせなければならない所やクリアしなければならないポイントは上手くコミュニケーションをとりながらやらせなければならない所です。悲しい話ですが本社は文化の違いを理解してはいますがほとんど気にしてはいません。「それを上手く調整してやらせるのが駐在員の仕事だろう」と耳が痛くなるほど言われました(笑)

 それにはまずは「相手の文化を尊重する姿勢」を十分過ぎる程に相手に見せることが大事だと思います。そうすれば自分も日本の文化を少しは理解する(SPOT的にでも受け入れてくれる)ようになるかと思います。

 「異文化理解」と「異文化適用」の入り口としてのおすすめの本に関しては以下の記事にまとめてありますので是非読んでみてください。

〇記事:海外で働く人が異文化を理解する為に読むべき必読書3選

3. 職域の壁

孤独を感じた時はどうする?孤独感を和らげるヒント【疲労回復とヨガ#14】 | ヨガジャーナルオンライン

 次の壁は職域の壁です。

 駐在になると何故か職域がいきなり広がるケースが多いです。日本では隣のグループがやっていたような事もアサインされがちです。私も駐在して少し経ったらいきなり担当していた通常業務に加え、採用、アドミ業務、法務業務(入口)など色んなフィールドからボールが投げられて来て職域の幅が広がりました。日本ではライトを守っていたのに駐在後は外野全体を守るイメージですね(笑)

 ライトを守っていてレフトにボールが飛んできてボールが捕れなくても当然怒られるので、あらかじめどこにボールが飛んでくるのかを予測する事が大事になります。ただ、いきなり守備範囲が広くなる為、経験によって問題解決ができるものが少なく、ハードに学びハードにアウトプットをしていくことでしか解決できないケースが多いです。

 言葉の壁と文化の壁が既にあるのにもかかわらずそれに加えて、職域の壁が立ちはだかるため業務の難易度は非常に高いものとなります。

 日本で充実した研修が受けられればいいですが、日本での本当に表面的な座学が中心なのでそこまで役に立ちませんので、本当に自分で学ぶ姿勢が大切かと思います。僕は正直ここが駐在生活の中で一番苦労してます。

4. 役職の壁

会社の役職はどれくらいある?各役職の仕事内容や待遇を詳しく解説 - Jobrouting

 次の壁は役職の壁です。

 駐在に配属された瞬間に日本の職位の1つ2つ上の役職を与えられるケースが多いです。職域の壁とも重なる部分が多いですが、役職を与えられることによってカバーしなければいけない業務のレベルや範囲が広がります。

 部下を持ったことのない人間がいきなり現地スタッフをマネージorコーチする必要な立場になって苦労している話はよく聞きます。僕もいきなりManagerという有難い職位をもらい最初こそウキウキしていましたが、いざアサインされた仕事が始まるとマネージングもコーチングもわからない中で現地スタッフをまとめなければならなかったので本当に苦労をしました。

 駐在前に日本でマネージメントの研修を受ける場合が多いです、そのほとんどが綺麗事ないし机上の空論であり、実際に個性的な現地スタッフをマネージするのは思っているよりもはるかに大変で、駐在員がGAPを感じるケースが多いです。

 僕もそうですが、特に新しい事業体や拠点のマネージャーになると、「日本企業で働く」「日本人と働く」という経験がない人が組織のほとんどになるので、マネージャーの経験なしにそういった人たちをマネージする立場になるのは非常にしんどいです。

5. 帰任の壁

 

燃え尽き症候群(バーンアウト)を防ぐ方法 | ライフハッカー[日本版]

 最後の壁は帰任の壁です。

 僕はこの壁はまだ経験していません。しかし帰任した駐在員(特に若手)が退職したり、帰任してからの業務にモチベーションが上がらずに苦しんでいる話はよく聞きます。

 その理由は海外駐在員と言う役職も高く職域も広くチャレンジングな海外のポジションから普通のルーティン業務中心の国内ポジションに戻ることでモチベーションが下がってしまう事が原因であるケースが多い様です。燃え尽き症候群みたいなものですね。

 高い役職で異国の地で異国の言葉を使い、異なる文化のローカルスタッフと協力しながら広い職域をカバーしてきたチャレンジングな仕事環境から、いきなり本社の管理業務に戻ったらそれはそれはギャップは凄くあるんだろなと想像しております。私もいつかこの帰任の壁を経験する時が来ると思いますので、それにしっかりと備えようと思います。

まとめ

 今回は駐在員が乗り越えなければならない5つの壁に関して書きました。僕自身もこれらの壁を乗り越えるのには非常に苦労をしていますし、駐在に行く前にこう言った壁があることを知っておくだけでも現地でのGAPはかなり緩和することができるのかなと思ったのでこの記事を書かせていただきました!

ABOUT ME
歩兵
MARCH卒。米国留学、米国インターンを経て総合商社に入社。現在米国駐在中。40人程の米人に囲まれながら日本人一人で奮闘しています。仕事の事やキャリアの事から子育ての事まで幅広く記事を書いていこうと思います。
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